お見積もり依頼で全員にAmazonギフトカード3,000円分プレゼント お見積もり依頼で全員にAmazonギフトカード3,000円分プレゼント
外壁.JP 外壁塗装業者の比較サイト
掲載業者数2,678社

ホーム > コラム

外壁塗装は何年ごと?塗料別の目安と劣化サイン

2026年10月24日

外壁塗装は、約10年ごとの塗り替えが目安です。新築からの初回は8〜12年、その後は塗料の耐用年数に合わせて7〜20年と幅があります。

ただし、最終的な時期は年数だけで決めるものではありません。チョーキング(触ると白い粉が付く状態)やひび割れなどの劣化サインで判断します。迷ったときは、点検と複数社の見積もりで確かめるのが確実です。

「業者に『そろそろ塗り時』と言われたけれど本当?」「まだ早いのでは?」と迷っていませんか。外壁塗装は費用の大きい工事なので、時期をしっかり見極めたいと思うのは自然なことです。

この記事では、外壁.JP編集部が、塗り替えの時期をご自身で判断するための材料をまとめました。読み終えると、次のことが分かります。

この記事で分かること
  • 塗料ごと・外壁材ごとの塗り替え年数の目安
  • 自分でできる劣化サインの見分け方
  • 塗り替えを先延ばしにしたときのリスク
  • 外壁を長持ちさせるためのコツ
  • 次の塗り替えまでの計画の立て方

年数の目安と家の状態の両方を知っておくと、業者の説明もうのみにせず確かめられます。「うちはもう塗る時期なのか」を落ち着いて判断する手がかりとして、ぜひ最後までご覧ください。

外壁塗装は何年ごとに塗り替えるのが目安?

新築の家と色あせた家で外壁塗装の周期を表した図

外壁塗装の塗り替えは、おおむね10年前後ごとが一般的な目安です。ただし使う塗料によって、10〜20年に1回と幅があります。

この章では、まず全体の目安と考え方をつかんでいただきます。塗料ごとの細かい年数や、外壁材による違いはこのあとの章でくわしく説明します。

一般的な目安は「約10年ごと」

外壁塗装を何年ごとに行うかは、「約10年ごと」と覚えておくと判断しやすくなります。多くの戸建てで使われている塗料が、10年前後で守る力が落ちてくるためです。

外壁の表面には塗料の膜(塗膜)があり、雨や紫外線から壁を守っています。この塗膜は年月とともに少しずつ弱くなります。弱くなった状態を放っておくと、壁そのものが水を吸いやすくなります。

一方で、耐久性の高い塗料を選んだ家なら、15〜20年近く持つこともあります。「10年」はあくまで平均的な数字で、家ごとに前後すると考えてください。塗り替えには足場代を含めてまとまった費用がかかります。

予算のイメージは外壁塗装の相場はいくら?坪数別の費用と内訳・安くするコツで確かめておくと、計画が立てやすくなります。

目安の年数を知っておく利点は、慌てずに準備できることです。突然の訪問営業で「今すぐ塗らないと危ない」と言われても、自分の家が何年目かが分かれば落ち着いて考えられます。前回の塗装からの年数を、家族で共有しておくとよいでしょう。

新築から最初の塗り替えは8〜12年が多い

新築住宅の場合、最初の塗り替えは8〜12年目に行う家が多いです。築10年前後で業者から「そろそろ塗り時です」と声をかけられるのは、この時期に当たるためです。

新築時にどんな塗料が使われたかで、最初の塗り替え時期は変わります。新築時の塗料は、建物の仕様書や引き渡しのときの書類で確かめられます。まずは手元の書類を探してみるのがおすすめです。

明日からできる確認
  • 建物の仕様書・引き渡し書類で外壁の塗料名を見る
  • 引き渡しの年月をメモしておく
  • 分からなければ建てた会社に問い合わせる

塗料名と築年数が分かれば、次の章の耐用年数と照らし合わせて、おおよその時期を見積もれます。

なお、建売住宅では、新築時に価格を抑えた塗料が使われていることもあります。その場合は、10年を待たずに傷みが出始めることがあります。書類で塗料名が分からないときは、築8年目ごろから外壁の様子を気にかけておくと安心です。

「10年ごと」はあくまで目安でしかない理由

同じ塗料を使っても、家の立地や向きによって傷み方は大きく変わります。そのため「10年たったから塗る」と機械的に決めるのは、早すぎたり遅すぎたりすることがあります。

とくに次のような場所は、ほかより早く傷みやすいとされています。

早く傷みやすい場所
  • 日当たりが強い南面・西面(紫外線が多い)
  • 海沿いの家(潮風の塩分を受ける)
  • 幹線道路沿いの家(排気ガスや汚れが付く)
  • 湿気がこもりやすい北面(カビやコケが出やすい)

同じ家でも、南面は色あせが進み、北面はコケが目立つということがよくあります。年数は「点検を始める合図」と考えるのが現実的です。実際に塗るかどうかは、後の章で紹介する劣化の状態を見て決めましょう。

たとえば、日当たりのよい南面だけ色あせが目立ち、ほかの面はきれいなままという家もあります。こうした場合でも、塗り替えは足場を組んで家全体を塗るのが一般的です。いちばん傷みの早い面を基準に、時期を考えると判断を誤りにくくなります。

塗料の耐用年数と、塗り替えの周期の違い

塗料の「耐用年数」とは、雨・風・紫外線から外壁を守れる期間のことです。言いかえると、次の塗り替えまでの「持ち」の目安になります。

ここで気をつけたいのは、耐用年数がそのまま塗り替えの周期になるとは限らない点です。塗料メーカーは、試験機で劣化を早める促進試験を行い、その結果から目安を出しています。実際の家では、立地や日当たり、気候が試験とは違います。

さらに、施工の質によっても持ちは変わります。下地の掃除や補修がていねいか、決められた回数を塗っているかで、同じ塗料でも差が出ます。カタログの年数より早く傷むこともあれば、長く持つこともあります。

考え方の例
  • 耐用年数の目安が10〜15年の塗料を使った
  • 8年目ごろから年1回、外壁を見て回る
  • 傷みが見えた年に、業者へ点検と見積もりを頼む

このように、耐用年数は点検を始める時期の目安として使い、塗る時期は実際の状態で決めるのがおすすめです。

点検の結果を写真やメモで残しておくと、前の年との違いが分かりやすくなります。業者に相談するときにも、その記録が判断の材料になります。年数と状態の両方を見ることが、ちょうどよい時期に塗り替えるいちばんの近道です。

外壁塗装の周期は塗料によって何年変わる?

塗料の缶を耐久性の順に並べた図

外壁塗装の周期は、使う塗料によって約3年から20年前後まで大きく変わります。塗料のグレードが上がるほど1回の費用は高くなり、そのぶん次の塗り替えまでの間隔は長くなります。

ここでは主な塗料ごとの耐用年数(塗膜が外壁を守れる期間の目安)と、比べるときの考え方を整理します。年数は資料や製品によって幅があるため、目安として見てください。

塗料の種類耐用年数の目安㎡あたりの単価の目安
アクリル約3〜7年約1,000〜1,800円
ウレタン約5〜10年約1,700〜2,500円
シリコン約7〜15年約2,100〜3,500円
ラジカル制御形約8〜16年約2,200〜4,000円
フッ素約12〜20年約3,000〜5,000円
無機約15〜20年前後約3,500〜5,500円

アクリル・ウレタン塗料は何年もつ?

アクリル塗料の耐用年数は約3〜7年、ウレタン塗料は約5〜10年が目安です。どちらも単価は安いものの、持ちが短いぶん塗り替えの回数が増えやすい塗料です。

アクリル塗料は㎡あたり約1,000〜1,800円と、もっとも安い部類に入ります。ただし持ちが短いため、今の戸建ての塗り替えではほとんど使われていません。

ウレタン塗料は㎡あたり約1,700〜2,500円です。柔らかく密着しやすい性質があり、雨どいや木部など細かい部分に使われることもあります。外壁全体に使うと、10年を待たずに次の塗り替えを考える時期が来ることがあります。

「とにかく今回の出費を抑えたい」ときは候補になります。長く住む予定なら、このあと紹介する1年あたりの費用でも比べてみてください。

シリコン塗料は何年もつ?

シリコン塗料の耐用年数は約7〜15年で、㎡あたりの単価は約2,100〜3,500円が目安です。戸建ての外壁塗装で今いちばん多く使われているのがシリコン塗料です。

人気の理由は、価格と持ちのつり合いがよい点にあります。ウレタンより持ちが長く、フッ素や無機ほど高くないため、迷ったときの基準にしやすい塗料です。

同じくらいの価格帯に、ラジカル制御形塗料もあります。耐用年数は約8〜16年、単価は約2,200〜4,000円が目安です。塗膜が傷む原因の一つをおさえるように作られた塗料で、シリコンと並べて提案されることが増えています。

見積もりでシリコンとラジカル制御形の両方が出てきたら、単価の差と耐用年数の差を並べて比べると判断しやすくなります。

フッ素・無機塗料は何年もつ?

フッ素塗料の耐用年数は約12〜20年、無機塗料は約15〜20年前後が目安です。単価は高めですが、塗り替えの回数を減らせるのが大きな利点です。

単価の目安は、フッ素が㎡あたり約3,000〜5,000円、無機が約3,500〜5,500円です。シリコンと比べると、1回の工事費は上がります。

一方で、塗り替えの回数が減れば、そのたびにかかる足場代などの費用も減ります。長い目で見ると、出費の合計が抑えられる場合があります。

注意したいのは、無機塗料は塗膜が硬い点です。動きの出やすい外壁では、ひび割れに気をつける必要があることがあります。外壁の状態に合うかどうかを、業者に確かめてから選ぶと安心です。

1回の安さより「1年あたりの費用」で比べる

塗料は、1回の工事費だけでなく「1年あたりにいくらかかるか」で比べるのがおすすめです。安い塗料でも塗り替えの回数が増えれば、長い目で見ると割高になることがあります。

まず塗料代の差を見てみます。30坪の家(外壁はおよそ119㎡)で、ウレタンを㎡あたり約1,700円とすると塗料代は約20万円です。フッ素を約4,000円とすると約48万円になり、数十万円の差が出ます。

ただし、足場代は塗料に関係なく毎回かかります。1回20万円前後が目安なので、塗る回数が多いほど足場代も重なっていきます。

1年あたりの費用の計算例(考え方の例)
  • 総額90万円で約10年もつ場合:1年あたり約9万円
  • 総額120万円で約15年もつ場合:1年あたり約8万円
  • 計算のしかた:見積もりの総額 ÷ 耐用年数の目安

このように、1回の総額が高くても、1年あたりでは安くなる場合があります。見積もりを受け取ったら、総額を耐用年数で割ってみると比べやすくなります。費用の内訳や坪数ごとの目安は、外壁塗装の相場はいくら?坪数別の費用と内訳・安くするコツで詳しく紹介しています。

次の塗り替えで塗料を選ぶときの考え方

次の塗り替えで選ぶ塗料は、「あと何年その家に住むか」から考えると決めやすくなります。住む年数と塗料の耐用年数を合わせると、むだな出費を抑えやすくなります。

たとえば、あと10年ほどで住み替えや建て替えを考えているなら、シリコン塗料で十分なことが多いです。高い塗料を選んでも、持ちを使い切る前に家を離れることになるからです。

反対に、この先20年以上住むつもりなら、フッ素や無機も候補になります。塗り替えの回数が減れば、工事のたびの手間や足場代をまとめて減らせます。

塗料を選ぶときに確かめたいこと
  • この家にあと何年住む予定か
  • 見積もりの総額を耐用年数で割った「1年あたりの費用」
  • 前回の塗装で何の塗料を使ったか
  • 外壁の状態に、その塗料が合っているか

前回使った塗料は、建物の仕様書や前回の工事の書類で確かめられます。手元の書類を見ておくと、業者との相談もスムーズに進みます。

外壁材の種類で外壁塗装の時期は変わる?

4種類の外壁材の表面を並べたイラスト

外壁塗装の時期は、外壁材の種類によって変わります。目安は窯業系サイディングで7〜10年前後、モルタルで8〜12年前後、金属系サイディングで10〜15年前後です。

塗料の持ちが同じでも、下地になる外壁材が水に弱いか、ひびが出やすいかで傷み方が変わります。まずはご自宅の外壁が何でできているかを確かめておくと、塗り替えの時期を考えやすくなります。

外壁材の種類は、新築時の仕様書や引き渡しのときの書類に書かれています。書類が見当たらないときは、家を建てた会社に問い合わせるか、点検のときに業者に確かめてもらう方法もあります。

窯業系サイディングの塗り替え時期は?

窯業系サイディング(セメントと繊維を混ぜて板にした外壁材)は、今の新築でいちばん多い外壁材です。塗り替えの目安は7〜10年前後です。

板そのものは30年程度もつとされています。ただし、板を水から守っているのは表面の塗膜です。塗膜が切れると板が水を吸い、乾いたり湿ったりをくり返すうちに反りや割れが出てきます。

反りや割れが出た板は、塗装だけでは直せず張り替えが必要になることがあります。表面に白い粉が付く、色が抜けてきたといった変化が見えたら、早めに点検を考えるのが安心です。

窯業系サイディングは、板と板の継ぎ目にシーリングが入っているのも特徴です。塗膜とシーリングの傷みはほぼ同じころに出てくるため、両方をまとめて見てもらうと手間が省けます。

モルタル外壁の塗り替え時期は?

モルタル(セメント・砂・水を混ぜて塗り、仕上げた壁)は、継ぎ目のない一枚壁が特徴です。塗り替えの目安は8〜12年前後です。

モルタルは乾くときの縮みや建物の揺れで、細いひび割れが出やすい外壁材です。細いひびでも、放っておくとそこから雨水が入りやすくなります。

そのため、モルタルの塗り替えでは、ひびの補修と塗装をセットで行うのが一般的です。見積もりを取るときは、ひび補修の方法と範囲が書かれているかも見ておくと比べやすくなります。

モルタルは、吹き付けやコテで模様を付けた仕上げが多く、表面に凹凸があります。凹凸の奥に汚れやコケがたまりやすいので、北面や日の当たりにくい面はとくに気にかけておきましょう。

金属系サイディングの塗り替え時期は?

金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板などの金属板でできた外壁材です。塗り替えの目安は10〜15年前後と、ほかの外壁材より長めです。

金属は水を吸わないため、塗膜が少し傷んでもすぐに板が傷むことは多くありません。その一方で、弱点はサビです。表面の傷から水が入ると、サビが広がって穴あきにつながることがあります。

物をぶつけた跡や、ひっかき傷を見つけたら早めに手当てしておくことが大切です。とくに海に近い家や、雨が当たりやすい面はこまめに様子を見ておきましょう。

金属系サイディングは熱を伝えやすいため、裏側に断熱材を貼った製品が多く使われています。塗り替えのときは、金属に合った下塗り材を使うかどうかも、見積もりで確かめておきたい点です。

タイル外壁は塗装しなくてよい?

タイル外壁は、タイル自体の塗装は基本的に要りません。ただし、目地のシーリングやタイルの浮きは、10年前後で点検が必要です。

タイルは焼き物なので、色あせや傷みはほとんど起きません。それでも、タイルとタイルの間の目地や、下地との接着は年数とともに弱っていきます。

浮いたタイルを放っておくと、はがれ落ちる心配も出てきます。「メンテナンス不要」と言われる外壁でも、手入れがまったく要らない外壁はありません。年数の目安が来たら、一度点検を受けておくと安心です。

外壁材ごとの塗り替え・点検の目安
  • 窯業系サイディング:7〜10年前後
  • モルタル:8〜12年前後
  • 金属系サイディング:10〜15年前後
  • タイル:目地・浮きの点検を10年前後

目地のシーリングは何年で傷む?

シーリング(コーキングとも呼ぶ、外壁の継ぎ目を埋めるゴム状の材料)は、7〜10年前後で傷みが出てきます。外壁塗装と同時に打ち替えると、足場が1回で済みます。

シーリングは年数がたつと弾力がなくなり、硬くなっていきます。やがて、ひび・やせ・はがれが出て、継ぎ目から雨水が入りやすくなります。サイディングの家では、塗膜より先にシーリングが傷むことも少なくありません。

打ち替え(古いシーリングを取り除いて新しく入れ直す工事)の費用は、1mあたり約700〜1,500円です。別々の時期に工事すると、そのたびに足場が必要になります。外壁塗装の見積もりを取るときは、シーリングの打ち替えが含まれているかも確かめておきましょう。

年数より大事?外壁塗装が必要な劣化サインは?

チョーキングやひび割れなど外壁の劣化サイン

外壁塗装の時期を最終的に決めるのは、年数よりも外壁に出ている劣化サインです。築年数が同じでも傷み方は家ごとに違うため、自分の目で状態を確かめることが大切です。

この章では、塗り替えを考えるきっかけになる代表的なサインと、その見分け方を紹介します。あわせて、地上から安全にできるセルフ点検の手順もまとめました。業者に「そろそろ塗り時です」と言われたときの判断材料にもなります。

手に白い粉が付く「チョーキング」

チョーキング(白亜化)は、外壁を手でこすると白い粉が付く現象です。塗膜の防水の力が落ちてきた合図で、塗り替えを考え始める目安になります。

塗料は、色のもとになる顔料と、それをまとめる樹脂でできています。紫外線や雨を長く受けると樹脂が分解され、残った顔料が粉になって表面に出てきます。これがチョーキングの正体です。

粉が付くからといって、すぐに雨漏りするわけではありません。ただ、塗膜が水をはじく力は少しずつ弱くなっています。日当たりの強い南面や西面から先に出やすいので、面ごとに確かめてみてください。

色あせ・変色

色あせや変色は、塗膜が紫外線で傷み始めたことを示すサインです。すぐに直す必要は少ないものの、塗り替えの検討を始めるきっかけになります。

濃い色や鮮やかな色ほど、色の変化に気づきやすい傾向があります。新築時の写真や、日が当たりにくい軒下の色と見比べると、どのくらい変わったかが分かりやすくなります。

色あせだけなら、慌てて業者を呼ぶ段階ではありません。チョーキングやひび割れが一緒に出ていないかを確かめ、ほかのサインと合わせて判断するのがおすすめです。

ひび割れ(クラック)

ひび割れは、幅によって急ぎ具合が変わる劣化サインです。幅0.3mmを超えるひびや深い割れは雨水が入りやすいため、早めに相談するのが安心です。

幅0.3mm以下の細いひびは、ヘアクラック(髪の毛ほどの細いひび)と呼ばれます。すぐに雨水が入るほどではなく、様子を見ながら補修を検討する段階です。

幅の目安は、身近な道具で確かめられます。シャープペンの芯(0.3mmや0.5mm)をひびに当ててみてください。0.3mmの芯が入らなければ細いひび、0.5mmの芯が入るなら太めのひびと考えられます。名刺の角を差し込んで、入るかどうかを見る方法もあります。

劣化の進み具合は、次のように段階で考えると判断しやすくなります。

段階主なサイン対応の目安
初期色あせ・チョーキング掃除をして様子を見る
進行細いひび・塗膜の浮き補修や塗装を検討する
深刻大きなひび・塗膜のはがれ早めに補修・塗り替えをする

シーリングの割れ・やせ

シーリング(外壁の継ぎ目を埋めるゴム状の材料)の傷みも、見落としやすい大切なサインです。目地が割れたり、やせてすき間ができたりすると、そこから雨水が入りやすくなります。

サイディングの外壁では、板と板の継ぎ目や窓のまわりにシーリングが使われています。新しいうちは弾力がありますが、年数がたつと硬くなっていきます。その結果、表面にひびが入ったり、両側の壁からはがれたりします。

指で軽く押してみて、弾力がなく硬い場合は傷みが進んでいる可能性があります。目地が細くやせて、壁との間にすき間が見える場合も要注意です。外壁塗装と同時に直すと、足場を1回で済ませられます。

カビ・コケ・藻・サビ・塗膜のはがれ

カビやコケ、藻、サビ、塗膜のはがれも、塗り替えを考える目安になるサインです。とくに塗膜のはがれは外壁材がむき出しになった状態なので、早めの対応が向いています。

カビ・コケ・藻は、日当たりが悪く湿気がこもる北面や、水回りの近くに出やすい汚れです。表面の汚れだけなら、水洗いで落ちることもあります。ただし、塗膜が水をはじかなくなると、洗ってもすぐにまた生えてきます。

金属の外壁や、雨どい・水切りなどの金属部分には、サビが出ることがあります。サビは広がりやすいので、小さいうちに手当てしたいところです。塗膜が浮いたり、はがれたりしている所があれば、年数に関係なく点検を頼む目安と考えてください。

早めに相談したいサイン
  • 幅0.3mmを超えるひびや、深い割れがある
  • 塗膜が浮いている、またははがれている
  • シーリングが切れて、すき間ができている
  • サビが広がっている

自分でできる点検のしかた

劣化サインの多くは、特別な道具がなくても自分で確かめられます。年に1回、同じ時期に家のまわりを点検し、写真を残しておくと変化に気づきやすくなります。

次の手順で、明日からでも試せます。所要時間は、家のまわりを一周して20〜30分ほどが目安です。

1
晴れた日に、家のまわりをゆっくり一周します。面ごとに色や汚れの違いを見ます。
2
手のひらで壁を軽くこすり、白い粉が付くかを確かめます。
3
ひびを見つけたら、シャープペンの芯や名刺を当てて幅の目安を確かめます。
4
目地のシーリングを指で押し、弾力があるか、すき間がないかを確かめます。
5
北面や水回りのまわりに、カビやコケが出ていないかを見ます。
6
気になる所をスマホで撮り、日付が分かる形で残しておきます。

点検は、地上から見える範囲だけで十分です。2階の壁や屋根など高い所は、はしごで無理に登らないでください。転落のおそれがあり、とても危険です。高い所が気になるときは、業者の点検を利用すると安心です。

点検結果の残し方の例
  • 撮影日と面(南面・北面など)をメモする
  • ひびの横にシャープペンの芯を置いて撮る
  • 毎年同じ場所を同じ角度で撮る

写真を年ごとに並べると、傷みが進んでいるかどうかがひと目で分かります。業者に見積もりを頼むときにも、説明の材料として役立ちます。

外壁塗装を先延ばしにするとどうなる?

ひびから雨水がしみ込み壁の内部が傷む断面図

外壁塗装を先延ばしにすると、雨水が入りやすくなり、塗装だけで済んだはずの工事が大きな補修に変わるおそれがあります。塗膜(外壁の表面をおおう塗料の膜)は、家を雨や紫外線から守る役目をしています。

この膜が弱ったまま何年も過ごすと、傷みは表面から内側へと進みます。ここでは、先延ばしで起こりやすいことと、どこまでなら待てるのかの考え方を順に見ていきます。

雨水が入り、雨漏りや内部の腐食につながる?

いちばん大きな影響は、塗膜が切れたりひびが広がったりして、雨水が外壁の中へしみ込むことです。外壁材は、塗膜に守られることで水をはじいています。守りが弱まると、雨のたびに少しずつ水を吸うようになります。

しみ込んだ水は、外壁の裏の下地や柱、断熱材にまで届くことがあります。木の部分がぬれた状態が続くと、腐ったり、断熱の力が落ちたりします。

また、壁の中に湿気がこもると、カビが生えやすくなります。湿った木材はシロアリが好む環境でもあり、被害につながることもあります。こうした傷みは外から見えにくく、気づいたときには広がっていることが少なくありません。

水が入ると起こりやすいこと
  • 下地や柱の腐れ
  • 断熱材がぬれて断熱の力が落ちる
  • 壁の中のカビ
  • シロアリの被害
  • 室内への雨漏り

補修が大きくなり費用が膨らむ?

傷みが塗膜だけにとどまっていれば、ひびの補修と塗り替えで直せることが多いです。一方で下地まで傷むと、塗るだけでは直せなくなります。

その場合は、外壁材の張り替えや、カバー工法(今の外壁の上に新しい外壁材を重ねる工事)が候補になります。どちらも材料と手間が大きく増える工事です。試算例では300万〜600万円程度になることもあり、数百万円規模の出費になりえます。

さらに、工事が大きくなるほど工期も長くなりがちです。足場を組む期間が延びれば、そのぶん暮らしへの影響も増えます。シーリング(外壁の継ぎ目を埋めるゴム状の材料)の打ち替えや、雨どい・窓まわりの補修が一緒に必要になることもあります。

塗り替えを数年遅らせて浮いたお金より、あとの補修費のほうがずっと大きくなることがあるわけです。費用を抑えたい方ほど、傷みが軽いうちに手を打つほうが結果的に負担は小さくなりやすいといえます。

見た目と家の価値が下がる?

先延ばしの影響は、家の中だけでなく外から見た印象にもあらわれます。色あせやはがれ、コケや黒ずみが目立つと、家全体が古びて見えやすくなります。

ふだん暮らしている分には気にならなくても、将来家を売ったり査定を受けたりするときに差が出ます。外観の傷みは、買い手や査定する人の印象を下げやすいためです。「手入れがされていない家」と見られると、中の状態まで心配されることもあります。

また、外壁の傷みは近所からもよく見えます。家の印象は、暮らしている人の安心感にも関わる部分です。

反対に、定期的に塗り替えてきた家は、手入れの記録とあわせて安心材料になります。今すぐ売る予定がなくても、外観を保つことは家の価値を守ることにつながります。

何年までなら待てる?の考え方は?

待てるかどうかは、年数よりも劣化サインが初期の段階にとどまっているかで考えます。目安として、前回の塗装からの年数と出やすい症状を表にまとめました。家の立地や塗料によって差がある点はご了承ください。

前回の塗装から出やすい症状考え方
10年ほどチョーキング(触ると白い粉が付く)・細いひび点検を受けて塗り替えを検討する
20年ほど塗膜のはがれ・シーリング切れ・雨漏りのおそれ年数に関係なく早めに相談する

色あせやチョーキングだけなら、すぐに困ることは少なく、計画を立てる時間はあります。ただし、ひびやはがれが出ていれば、年数が浅くても相談したほうが安心です。

迷ったときは、前回の塗装の年と使った塗料を確かめてみてください。耐用年数が近づいていて、症状も出始めているなら、点検を受けるよい時期です。

訪問した業者に「今すぐ塗らないと危ない」と急かされることもあります。その場で契約はせず、落ち着いて比べることが大切です。

急かされたときの進め方の例
  • その場では契約せず、名刺と見積書だけ受け取る
  • 自分でも外壁を一周して、ひびやはがれを確かめる
  • ほかに2社ほど点検と見積もりを頼む
  • 劣化の説明と見積もりの中身を並べて比べる

外壁塗装の周期を延ばすには何をすればいい?

外壁を水とスポンジで洗い植木を刈り込む様子

外壁塗装の周期を延ばすコツは、「塗料選び」「施工の質」「ふだんの手入れ」の3つをそろえることです。どれか1つだけでは効果が出にくく、組み合わせることで次の塗り替えまでの期間に差が出ます。ここでは、明日から始められることも含めて順に紹介します。

耐久性の高い塗料を選ぶ

周期をいちばん大きく左右するのは塗料の種類で、耐久性の高い塗料を選ぶと塗り替えの回数そのものを減らせます。フッ素塗料や無機塗料のような高耐久の塗料は、1回あたりの費用はシリコン塗料より上がります。

そのかわり、塗り替えの間隔が長くなるぶん、毎回かかる足場代を払う回数も減ります。長く住む予定の家ほど、この差は大きくなります。

一方で、数年後に住み替える予定があるなら、高耐久の塗料を選んでも持ちを生かしきれないことがあります。「あと何年その家に住むか」を家族で話し合ってから塗料を決めると、むだのない選び方ができます。

迷ったときは、見積もりの段階で塗料を2種類ほど出してもらう方法もあります。同じ家で金額と持ちを並べると、違いがつかみやすくなります。

下地処理と塗り回数を守る業者を選ぶ

どんなに良い塗料でも、下地処理と決められた塗り回数が守られていないと、本来の持ちは出ません。下地処理とは、高圧洗浄で汚れを落としたり、ひびを補修したりして、塗料がしっかり密着する状態に整える作業です。

塗り回数は、下塗り・中塗り・上塗りの3回が基本です。あわせて、各工程のあいだに塗料ごとの乾燥時間をとることも欠かせません。工期を急いでこの手順を省くと、数年で塗膜がはがれることがあります。

業者を選ぶときは、3社ほどから見積もりを取り、内容と保証を見比べるのがおすすめです。見るポイントは次のとおりです。

見積書で確かめたいこと
  • 使う塗料の製品名が書かれているか
  • 下塗り・中塗り・上塗りの塗り回数が書かれているか
  • 塗る面積(㎡)が書かれているか
  • 高圧洗浄やひび補修などの下地処理が含まれているか
  • 工事後の保証の期間と範囲

「外壁塗装 一式」とだけ書かれた見積もりは、中身が見えません。何がどれだけ含まれているのかを、遠慮せず業者に聞いてみてください。

年に1〜2回、外壁を水で洗う

外壁の汚れやカビは塗膜を傷める原因になるため、年に1〜2回の水洗いだけでも塗膜の持ちを助けられます。特別な道具は要らず、ホースの水とやわらかいスポンジで十分なことが多いです。

1
晴れて風の弱い日を選び、窓やサッシを閉めておきます。
2
ホースで上から下へ水をかけ、表面の砂ぼこりを流します。
3
汚れが残る所は、やわらかいスポンジでやさしくこすります。
4
最後にもう一度水で流し、そのまま自然に乾かします。
高圧洗浄機を使うときの注意
  • 家庭用の高圧洗浄機を近くから強く当てると、塗膜を傷めることがあります
  • 目地のシーリングに直接当てると、はがれの原因になります
  • 使う場合は壁から離し、弱めの水圧で試してから広げます

外壁のまわりの風通しをよくする

外壁のすぐそばに湿気がこもると、カビやコケが生えやすくなります。植木の刈り込みと物の置き方を見直すだけで、湿気のたまりにくい環境をつくれます。

たとえば、外壁にくっつくほど伸びた庭木は、壁から少し離れるように枝を切ります。物置の裏や自転車置き場など、物を置きっぱなしにしている場所も見直してみてください。壁との間にすき間ができるだけで、雨のあとに乾きやすくなります。

今週末にできる例
  • 外壁に触れている枝を切り、壁との間をあける
  • 壁に立てかけた板や鉢植えを少し離して置く
  • 北側の通路にたまった落ち葉を片づける

また、色によって汚れの目立ち方は変わります。次の塗り替えで汚れが目立ちにくい色を選ぶと、見た目のきれいさが長持ちします。色の決め方は外壁塗装の人気色ランキングと失敗しない色選びのコツで詳しくまとめています。

定期点検とシーリングの早めの補修

小さな傷みを早めに見つけて手当てすることが、大がかりな工事を遠ざけ、塗り替えの周期を延ばす近道です。年に1回、外壁を一周して見て回り、気になる所はスマホで写真に残しておきましょう。前年の写真と見比べると、変化に気づきやすくなります。

特に気にかけたいのが、外壁の継ぎ目を埋めるシーリングです。ひびやすき間が出てきたら、そこから雨水が入りやすくなります。部分的な補修で済む段階なら、費用も手間も小さく抑えられます。

塗装をした業者が定期点検をしてくれる場合は、その機会を活用するのも一つの方法です。点検で「まだ塗らなくて大丈夫」と分かれば、安心して次の計画を立てられます。

外壁塗装に向く季節と次の塗り替えの計画は?

春と秋に足場を組んで外壁と屋根を同時に塗装する家

外壁塗装に向いているのは、気温と湿度が安定する春と秋です。あわせて前回の塗装年と塗料名を記録し、30年ほどの長い目で次の時期と費用を計画しておくと安心です。

ここでは、季節ごとの注意点、屋根との同時工事、塗り替え回数の考え方、費用の準備のしかたを順に見ていきます。

外壁塗装に向いている季節は春と秋

春(3〜5月)と秋(9〜11月)は、気温と湿度が安定していて塗料が乾きやすく、工事を予定どおり進めやすい季節です。塗料は、乾く時間をとりながら重ねて塗ることで本来の性能を発揮します。

雨の日が比較的少なく、朝晩の冷え込みもゆるやかなため、乾き待ちで作業が止まりにくいのも利点です。工期は外壁と屋根で2週間前後(8〜14日程度)が一般的で、天候が安定していれば予定から大きくずれにくくなります。

一方で、春と秋は塗り替えを考える人が集中するため、業者の予約が混みやすい時期でもあります。この季節に工事をしたい場合は、早めに点検と見積もりの相談を始めておくと、希望の日程を選びやすくなります。

梅雨・真冬・真夏に塗るときの注意

梅雨・真冬・真夏も、外壁塗装ができないわけではありません。ただし天候の影響で乾き方が不安定になり、工期が延びやすい点は知っておきましょう。

季節ごとに気をつけたいこと
  • 梅雨:雨の日は作業が止まり、湿気で塗料が乾きにくくなる
  • 真冬:気温が低く、朝の結露で塗り始められる時間が短くなる
  • 真夏:強い日差しで表面だけが早く乾き、仕上がりが不安定になりやすい

こうした時期に工事をする場合は、見積もりの段階で「雨の日や気温が低い日はどう対応するか」を業者に聞いておくと安心です。無理に作業を進めず、塗らない日を設けて品質を守る業者かどうかの目安にもなります。

反対に、こうした閑散期は業者の日程に余裕があり、希望の日を取りやすいことがあります。劣化が進んでいて早く塗りたい家は、季節を待つより工事を優先したほうがよい場合もあります。

屋根も同時に塗ると足場代をまとめられる

外壁塗装を考えるなら、屋根の塗装も同じ時期にまとめると、足場を組むのが1回で済みます。足場代は1回20万円前後かかり、使う塗料に関係なく工事のたびに必要です。

外壁と屋根を数年ずらして別々に工事すると、足場代を2回払うことになります。同時に行えば、そのうち1回分を抑えられる計算です。屋根は日差しや雨を直接受ける場所なので、外壁の点検のときに一緒に状態を見てもらうとよいでしょう。

外壁と屋根の塗料の耐用年数をそろえておくと、次の塗り替えも同時に行いやすくなります。見積もりでは、外壁だけの場合と屋根を含めた場合の両方を出してもらい、総額を比べてみてください。

30年の住まいの計画で塗り替え回数を考える

塗り替えの回数は、これから何年その家に住むかと、選ぶ塗料の耐用年数から見当をつけられます。たとえば、これから30年住む場合は次のように考えられます。

30年で考えた塗り替え回数の例
  • シリコン塗料(約10〜15年):30年で2〜3回
  • フッ素・無機塗料(約15〜20年):30年で1〜2回
  • 回数が1回減ると、塗料代・工事費に加えて足場代も1回分減る

長く住み続ける予定なら、高耐久の塗料が向いています。数年後に住み替える予定なら、価格と持ちのつり合いがよい塗料が選びやすいでしょう。計画のもとになるのは前回の記録なので、次の手順で整理しておきましょう。

1
契約書・見積書・保証書から、塗装した年と塗料名、塗った範囲を書き出します。
2
塗料の耐用年数の短いほうの年数を、点検を始める年の目安としてメモします。
3
年に1回、外壁の写真をスマホで撮り、記録と一緒に保存します。

費用を準備する方法(助成金・積み立て)

外壁塗装はまとまった費用がかかるため、助成金の確認と毎年の積み立ての2つで備えておくと、負担を分けられます。

自治体の助成金は、遮熱や断熱など省エネにつながる塗装を条件にしていることが多く、内容は自治体ごとに違います。計画の早い段階で、お住まいの自治体の窓口や公式ページで確かめておきましょう。対象になりやすい工事や申請の流れは、外壁塗装の助成金の条件と申請の流れで詳しくまとめています。

積み立ては、工事の総額を次の塗り替えまでの年数で割ると考えやすくなります。たとえば総額120万円の工事を15年後に予定するなら、1年あたり8万円、月に約6,700円です。

前回の塗装から年数がたっている家は、まず点検を受けて、今の状態と費用の見込みを知ることから始めるのがおすすめです。

よくある質問

Q. 築15年で一度も塗っていないけど、もう手遅れですか?

A. 多くの場合は、まだ塗装で間に合います。ただし、間に合うかどうかは下地の状態しだいです。塗膜の傷みだけなら塗り替えで守れますが、雨水が下地まで入っていると補修が先に要ります。まずは点検を受けて、今の状態を確かめるところから始めましょう。

点検のときは、ひびの幅やシーリングの傷み具合を写真で見せてもらうと分かりやすいです。複数社に見てもらえば、補修が要るかどうかの判断も比べられます。

Q. 10年たっていなくても塗り替えたほうがいいですか?

A. 劣化サインが出ていれば、10年より前でも検討する価値があります。チョーキングや太いひび割れ、はがれが見えるなら、年数を待たずに相談するのが安心です。反対にサインが出ていなければ、急いで塗る必要はありません。年1回の点検で様子を見る形で十分です。

日当たりの強い南面や西面は、ほかの面より早く傷むことがあります。家の一部だけを見て判断せず、全体をひと回り確かめておきましょう。

Q. 外壁塗装の「法定耐用年数」は何年ですか?

A. 法定耐用年数は税金の計算に使う年数で、塗り替えの目安とは別物です。外壁塗装だけの年数は決まっておらず、建物の耐用年数に従います。たとえば木造の住宅用は22年、鉄筋コンクリート造の住宅用は47年です(出典:国税庁「耐用年数(建物/建物附属設備)」)。

この年数がたつまで塗らなくてよい、という意味ではありません。実際の塗り替え時期は、塗料の持ちと劣化の状態で考えます。

Q. 賃貸に出している家の外壁塗装は経費になりますか?

A. 条件によっては、修繕費として経費にできる場合があります。国税庁の案内では、1回の支出が20万円未満のものは修繕費として扱えるとされています。おおむね3年以内の周期で行う修理なども同じ扱いです。出典は国税庁 タックスアンサー No.5402「修繕費とならないものの判定」です。

ただし、工事の内容によっては資産として扱われることもあります。判定は家ごとに変わるため、工事の前に税務署や税理士へ確認しておくと安心です。

まとめ

外壁塗装は、約10年ごとを目安にしつつ、最後は劣化サインで時期を決めるのが現実的です。年数はあくまで「点検を始める合図」と考えてください。

塗り替えの周期は、使った塗料や外壁材によって7〜20年ほどと幅があります。同じ家でも日当たりや風通しで傷み方が変わるため、年数だけでは判断しきれません。

手のひらに白い粉が付く、ひび割れが目立つ、目地が割れている。こうしたサインが出ていれば、年数に関係なく検討を始める時期です。反対に、初期の色あせ程度であれば、掃除と点検で様子を見る選択もあります。

この記事のポイント
  • 外壁塗装の塗り替えは約10年ごとが一般的な目安
  • 塗料や外壁材によって周期は7〜20年ほどと幅がある
  • 実際に塗るかどうかは劣化サインの段階で判断する
  • 先延ばしにすると下地まで傷み、費用が膨らみやすい
  • 長持ちのカギは塗料選び・丁寧な施工・掃除・定期点検
  • 迷ったら複数社に点検と見積もりを頼んで比べる

劣化を放っておくと、雨水がしみ込んで下地や柱まで傷むことがあります。そうなると塗装だけでは済まず、張り替えなどの大きな工事が必要になりかねません。早めに状態を確かめることが、結果として出費を抑える近道です。

また、塗り替えの時期を延ばすには、耐久性の高い塗料を選ぶだけでは足りません。下地処理と塗り回数を守る業者に任せ、日ごろの掃除と点検を続けることも大切です。

「業者にそろそろと言われたけれど、本当だろうか」と迷ったときは、その場で決めないでください。複数の業者に点検と見積もりを頼めば、劣化の状態や必要な工事、費用の違いが見えてきます。比べたうえで納得できる業者を選ぶことが、後悔しない外壁塗装への第一歩です。

外壁塗装の費用を、複数の業者で比べてみませんか

外壁.JP なら、お住まいの地域の塗装業者にまとめて無料で見積もりを依頼できます。金額と提案を比べてから、納得できる業者を選べます。

無料で一括見積もりを依頼する